
軽自動車ひとり旅のつづきです。北上を続けており、今回は宮城県北部と岩手県を廻っています。100名山は岩手山と八幡平、100名山ではないのですが栗駒国定公園にある栗駒山に登攀しました。登山しながら北上しているので、どうしても内陸の移動となってしまってます。
2023年6月25日(日)
登米(宮城県)
登米は、宮城県北部に位置し、江戸時代には登米伊達氏の城下町として、また北上川沿いにあることから物流中継地として栄えた街です。また、明治初期には水沢県の県庁が設置された街でもあります。この明治に建てられた建物が見られるのが登米です。

登米を流れる北上川
尋常小学校






懐かしの給食

旧警察署



登米には、隈研吾さんが設計した建物が幾つかあります。その一つが登米懐古館です。

もう一つが伝統伝承館「森舞台」です。登米には、300年近い歴史のある登米能があり、その能舞台を中心にした建築となっています。結婚式やヨガ教室にも使われているそうです。


登米の名物に「あぶら麩」があり、そのあぶら麩で作った「油麩丼」を食べました。北上川の天然うなぎも名物とのことですが、今回は我慢でした。

次に、ラムサール条約の登録湿地である伊豆沼を訪れました。冬になると、この伊豆沼には、マガンやオオハクチョウ、カモ類がたくさん飛来します。オオハクチョウの飛来数は日本一で(約5,000羽)、その編隊飛行は圧巻です。以前、仕事で一関に赴任している時、冬に何回か見に来ました。6月25日の今日は、何もいませんでした。



本日終了。一関に移動し、「道の駅 厳美渓」で車中泊。一関は町中にも熊が出没するので、さらに山にある道の駅は、熊出没注意です。
6月26日(月)
須川温泉、栗駒山(岩手県)
一関市街から国道342号線を西の山奥を1時間ほど登って行くと、道を登り切ったところに須川温泉があります。ここは、岩手県と秋田県の県境です。須川温泉は、写真のように源泉が湧き出ています。この須川温泉が栗駒山の登山口となります。栗駒山は栗駒国定公園にある標高1,626mの山です。結構有名な山ですが、百名山には含まれていません。以前、一関に仕事で8年間住んでいましたが、栗駒山山頂まで登ったことがなかったので、今回登ってきました。
須川温泉



栗駒山





途中、地面に穴が開いていて、そこから熱風が噴出しています。今回、須川コースは有毒性ガス噴出の危険性があるため閉鎖されていました。


登り2時間、下り1時間半の行程でした。下山後は、須川温泉に入って終了。

本日終了。「道の駅 平泉」で車中泊。
6月27日(火)
一関(岩手県)
今日は、ブログを書くために一関図書館へ。

昼ご飯で蕎麦屋へ。今回、一関の青葉 直利庵に行きました。岩手には直利庵があちらこちらにあります。以前、一関には4件ほど直利庵があったのですが、今は2件になってしまったようです。私は、今はない一関駅前にあった駅前 直利庵の蕎麦が好きでした。無くなってしまって残念です。今回の青葉 直利庵は2回目です。前回は一関に住んでいた25年くらい前でしょうか。閉店が15:00なので、空いていると思って14:00に行ったのですが、平日なのにお客さん大勢いました。人気なんですね。ここの蕎麦は太くて割りばしほどの太さがあります。(写真参照)私は、蕎麦はいつも大もり蕎麦です。そばつゆは甘めで直利庵の味です。蕎麦は太くて長いので、1本ずつ食べる感じでしょうか。岩手の蕎麦は、薬味にワサビはなく、もみじおろしです。久しぶりの岩手のそばでした。こちらの青葉 直利庵さんの営業時間は11:00-15:00だけなので、それが理由なのか?お酒が置いてありませんでした。昼間なので飲めないのですが、残念。蕎麦には日本酒なのですが・・・

本日終了。「道の駅 平泉」で車中泊。
6月28日(水)
一関(2日目)
今日は、以前8年間勤めていた工場に挨拶訪問をしました。残っている皆さん元気で何よりでした。夜も6人の方に飲み会までしていただいて感謝です。

飲み会の後、思い出の一関 大昌園に行き、ひとり焼肉を。岩手の焼き肉屋さんは美味しいんです。〆はやはり盛岡冷麺。大昌園の冷麺が一番好きかな。


行きたいお店はいろいろあるのですが、今夜はここで・・・
本日終了。今日は、一関グリーンホテルに宿泊。
6月29日(木)
毛越寺(岩手県)
一関工場に訪問挨拶できたので、これから北上開始。途中、世界遺産となっている平泉の毛越寺に「あやめ祭り」をやっているとのことで寄りました。









本日終了。「道の駅 石鳥谷」(岩手県)で車中泊。
6月30日(金)
盛岡市内
盛岡市は、ニューヨーク・タイムズ紙に「2023年に行くべき52ヶ所」に選ばれました。近くには岩手山があり、街中には北上川などが流れており、自然が身近な城下町です。そんな盛岡ですが、古い文化と新しい文化が共生せしているとのことで、それらが評価されているようです。
そのように評価されている盛岡を見たくて訪問しました。
街の全景は下地図のようです。盛岡城址公園を中心に街が広がっているようで、盛岡駅は西にあります。




盛岡城は、明治に入り解体されてしまい、今は、城址公園として残っています。



盛岡城

盛岡駅

岩手銀行旧本店本館(重要文化財)
この建物は、東京駅を設計した 辰野金吾博士と葛西萬治工学士の設計によるもので、明治44年に竣工しました。東京駅の雰囲気ありますね。。






岩手県立美術館
白い空間の広い近代的な建築物です。




〆は、ぴょんぴょん舎の盛岡冷麺です。


今回昼間1日だけの訪問では、ニューヨーク・タイムズ紙が評価しているレベルまで感じることができませんでした。3~4日滞在しないと分からないかな?特に飲みに行かないと分からないですね・・・
本日終了。「道の駅 にしね」(岩手県)で車中泊。
7月1日(土)
岩手山(百名山)
岩手山は、盛岡市から見ると北西部にある標高2,038mの活火山ランクBの成層火山です。
今日7月1日は、岩手山の山開きで、それぞれの登山口で山開きの式典が開催されました。私が登る焼走り登山口でも朝6:30から式典行われ、その後、多くの方が山頂に向かわれました。私も、7:00から登頂開始。



岩手山の裾野では、写真のような溶岩流の跡が見られます。





山頂には火口



11:00に山頂到着。30分ほどいて、11:30から下山開始。外輪山の回りを1周回って下山。

岩手山は古来信仰の山で、山頂外輪には多くの石仏などが祭られています。



盛岡市街も一望


15:00 下山。登り4時間、下り3時間半、トータル7時間半のタフな山でした。山開きの行事で登らされていた警察の若い衆も、これ一回で十分と山頂で述べられていました。
本日終了。「道の駅 にしね」(岩手県)で車中泊。
7月2日(日)
八幡平(岩手県)
今日は、岩手山の北側にある八幡平(百名山、標高1,614m)を歩きます。八幡平山頂レストハウスの駐車場に車を停めて登り開始です。周辺には湿原があり、湿原を散策しながら頂上に登ります。木道が整備されており、歩きやすいコースです。ぐるっと回って2時間ぐらいのコースです。





















駐車場近くの残雪エリアで、若者達がスノーボードをやっておりました。


これで岩手県を後にして、青森県に向かいます。
コメント
Akashi, what a beautiful adventure! We are enjoying all of your pictures and comments. We wish you continued safe travels!
証へ その後キャリアの具合は?これから北の大地を闊歩するんだな。引き続きくれぐれも気をつけて!