軽自動車ひとり旅です。鹿児島県から熊本県に入りました。もう12月になります。これからしばらく天気が悪そうです。
11月29日(水)通潤橋
今日から熊本県に入ります。まず、鹿児島県のあちらこちらの道の駅に貼ってあった熊本県の観光ポスターで紹介されていた「通潤橋」に行ってみます。通潤橋は、江戸時代の1854年に白糸台地に農業用水を送るため建設された石造アーチ水路橋です。通潤橋は熊本県の内陸にあるため、朝出発してから5時間くらい走って3時にようやく着きました。11月末なので、お客さんは10名ぐらいしかいません。
通潤橋では、定期的に放水が行われます。今回は放水時間に間に合わなかったので放水は見れなかったですが、放水すると写真(SNSから出典)のような光景が見られるそうです。 江戸時代の建造技術に関心します。
本日終了。「道の駅 うき」で車中泊。
11月30日(木)熊本城
今日は、熊本城を訪れます。熊本は、これまで出張で何回か来ましたが、2016年4月14日の地震以来はじめての訪問です。熊本城へは、これまで行くチャンスが作れず、今回ようやく訪問することができました。
ご存知のように、熊本城も2016年の地震で大被害を受けました。その後、復旧作業が行われていますが、完全復旧には2050年まで掛かるとのことです。現在は、特別見学通路が設置され、そこから復旧作業中の熊本城を見学することができます。写真は、特別見学通路です。地震で崩れてしまった石垣を見ることができます。
天守閣が見えてきました。天守閣は、2021年3月に復旧が完了しており、見学ができます。
地震で「奇跡の一本石垣」で倒壊を免れた「飯田丸五階櫓」です。
熊本城で有名な、「武者返し」と呼ばれている石垣です。きれいな放物線で石垣が組まれています。
熊本城天守閣です。これから天守閣の中に入って行きます。写真が天守閣の入口です。特別見学通路からのアプローチになっています。
天守閣の中、厳重に耐震補強がされています。
天守閣からの景色です。特別見学通路が見えます。
銀杏が綺麗でした。
お城の構造を使ったイルミネーションです。
本日終了。「道の駅 有明」で車中泊。
12月1日(金)天草
今日から12月です。天気は曇りですが、これから地図に示すルートで天草を回ってきます。熊本市から海岸線を走って行くと「三角西港」があります。三角西港は、明治20年に完成した貿易港で、美しい石積みの埠頭や水路、橋など当時の施設がほぼ原形のまま残されている日本唯一の湾港史跡です。2015年に世界文化遺産に登録されています。
海岸線を走って行くと、天草市に入って行きます。天草市では、「天草キリシタン館」を訪れました。ここでは、島原の乱をはじめ、キリシタン弾圧の歴史について見ることができます。
天草をどんどん進んで行くと、そこに「崎津集落」があります。津崎集落は、仏教、神道、キリスト教が共存し、漁村特有の信仰形態を育んだ集落で世界遺産となっています。
集落内に建てられた教会です。石積みの船着き場も見られます。
崎津諏訪神社です。諏訪神社から見下ろした街並みです。
崎津集落を後にし、また天草市に戻ってきました。ここでは、1832年に作られた石作りの祗園橋を見学。
天草市は車海老が名産ということで、車海老定食をいただきました。
天草から熊本市へ戻ります。帰り海岸線からみた有明海です。
本日終了。「道の駅 すいかの里 植木」で車中泊。
12月2日(土)三井三池炭鉱
今日は、熊本県の海岸線を北上し、熊本県と福岡県の県境にある三井三池炭鉱 万田坑の万田炭鉱館を訪れます。三井三池炭鉱は福岡県大牟田市と熊本県荒尾市にまたがる一帯に点在する炭坑の総称です。
三井三池炭鉱は、江戸時代から石炭採掘が行われてきましたが、1889年に三井財閥に払下げられ日本の近代化を支えてきました。1997年3月30日に閉山。主な坑口は図の様で、その坑道は有明海の下へと伸びています。石炭が海岸線地帯に埋蔵していたわけです。釧路炭田も陸から太平洋地下へと石炭が埋蔵されていました。太古の昔、このような海岸線地帯に朽ちた植物などが集まり易く、大量に堆積したということでしょうか。
今日訪れる「万田炭鉱館」です。立坑での人・物資・石炭の引き上げで活躍したエレベーター施設が残っています。
今回は、この三井三池炭鉱で働いていた方のガイドツアーに参加させていただき、九州の炭鉱の歴史を見ることができました。
本日終了。「道の駅 ひまわり」で車中泊。
熊本県はこれで終了で、明日は、長崎県島原に向かいます。
コメント