軽自動車 旅 … できたら日本一周と100名山登攀(17)宮崎

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軽自動車ひとり旅です。大分県から宮崎県に入りました。宮崎県は、出張で都城に1回だけ来たことがあるだけで、まったく初めてです。宮崎には日本神話の聖地があり楽しみです。また、百名山の霧島山の韓国岳に登ります。

11月19日(日)高千穂

海岸線から内陸部に入り山間部の田舎が感じられる、日本神話の聖地、高千穂に来ました。日本神話では、この地に神々が降り立ち、この地を「高千穂」と名付けたそうです。日本神話の神々は、何故この地を選んだのでしょうか?

まずは、高千穂神社を訪問しました。

次に、観光名所で有名な高千穂峡に歩いて向かいます。車でも行けるのですが、観光客が多く駐車場がいっぱいのようで、高千穂峡入口の道で駐車場待ちの車規制していました。そこで、高千穂神社から歩いて行くことにしました。時間で20分くらいでしょうか。行きは下りですが、帰りは登りとなります。

有名な観光スポットの高千穂峡の滝(真名井の滝)です。この滝ですが、その水は、滝の上にある自然公園の人口池(おのころ池)からのものです。写真の池の左にある流出口から水が出て、滝となって下の五ヶ瀬川に流れています。おのころ池の水はきれいなため、今回は見れませんでしたが、この池でチョウザメが養殖されているそうです。

真名井の滝より感動したのは、おのころ池に水を供給している水源です。おのころ池のすぐ上に、柱状節理の崖があり、その柱状節理の間から絶え間なく水がいきよい良く溢れ出しているんです。しかも、この崖の上には、山などの高いものが見えないので、水源も無いのに、この崖から水が突然湧き出ているように見えます。昔の人が見たら、これは神の仕業と思うに違いないと感じました。

本日終了。「道の駅 高千穂」で車中泊。

車中泊での食事は、外食もありますが、自炊も多くしています。車には、写真左下の小型冷蔵庫を置いており、車天井に設置してあるソーラーパネルで蓄電した電気で常時稼働させています。少量ですが食糧の保存、ビールも冷やせて役立っています。調理は、カセットコンロを使っています。本当は安全の点からIHプレートを使いたかったのですが、車の蓄電システムの容量が足りなくてIHプレートが動作せず、カセットコンロを使っています。使用時は、換気注意です。今日は、油揚げを焼いています。安価で簡単で、麺つゆと七味を掛けるととても美味しいです。

11月20日(月)高千穂、延岡

天岩戸

今日は、日本神話で有名な「天岩戸」が祭られている天岩戸神社に行きます。

天岩戸神社は、目の前に駐車場があり、そこから直ぐ参道となります。天岩戸案内図にあるように、天岩戸は岩戸川を挟んで西本宮の対岸にあります。天岩戸は御神体なのでそこには行けず、西本宮裏側の天岩戸が見える天岩戸遥拝所からの参拝となります。その遥拝所へも勝手には行けず、30分毎の神職の方の案内で行くことができます。

写真は、神職の方の案内コースです。西本宮拝殿に行き、拝殿右側の入口から拝殿裏側の遥拝所に入ります。ここからは、ご神域なので写真撮影は禁止です。遥拝所からは、岩戸川を挟んだ対岸に天岩戸が見えますが、がけ崩れで洞窟ははっきり確認できませんでした。

参道には、鶏が放し飼いされています。

天岩戸参拝の後は、岩戸川沿いを歩いて天安河原へ。通り道の崖は、柱状節理でできています。この辺一帯は至る所で柱状節理が見られ、大地が火山活動できていることが分かります。九州はあちらこちらに火山活動でできた地形があり、火山の大陸であることが認識できます。

天安河原は、洞窟と川、木々とそこに射す光、自然が神秘的な風景や空気を作り出しており、そこにいると何やら自然の神秘を感じさせられます。昔の人もここに来ると同じように神秘を感じたのではないでしょうか。火山活動と自然が創り出した神秘的な風景、それが日本神話の源のような気がします。

高千穂エリアを後にし、海岸線の延岡に向かいます。延岡の愛宕山展望台に登り、延岡市内を一望しました。旭化成の工場群が見えます。ここ愛宕山は、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメが出逢い結ばれたという神話がある「出逢いの聖地」で有名な観光スポットとのことです。日本神話の神々の系図での説明がありました。残念ながら、今回自分には出逢いはありませんでした。

お昼ご飯です。ここ延岡は、延岡発祥の辛麺「辛麺屋 桝本」があるとのことで、辛麺を食べてきました。麺にコンニャク麺を選ぶことができ、カロリーを気にしてコンニャク麺で食べてみました。コンニャク麺、盛岡冷麺のような食感でした。ニンニクとニラが効いていて元気がでるお昼ごはんでした。

延岡を後にし、海岸線を日向へ向けて南へ走ります。11月末なのに宮崎は暑い。半袖Tシャツで過ごしています。

日向市にある「クルスの海展望台」に来ました。「叶う」という字に見える観光スポットです。

日向は暖かく、道の駅で日向みかんを買いました。今の時期、九州はみかんが沢山売っていて、美味しくて安いです。

本日終了。「道の駅 つの」で車中泊。

11月21日(火)宮崎市

今日は、日向市から海岸線を南下し、宮崎市をちょっと見学して、明日登る霧島山韓国岳(からくにだけ)のために内陸に向かって走ります。海岸線は暖かく、所々に花畑があります。宮崎市に入ったところで、宮崎市出身の河野さんから教えていただいた「らーめん本舗さといも本店」に行きました。あっさり醤油味の人気店です。

宮崎市の大淀川沿いに車を停めて、ちょっと宮崎市内を歩いてみました。南国を感じる街です。

宮崎市役所前、宮崎県庁、宮崎駅前です。

宮崎は、釜揚げうどんも有名とのことで、「釜揚げうどん 重乃井」さんに行きました。有名人もたくさん来ており、ちょうど女子ゴルフトーナメントが開催されていて、女子選手が釜揚げうどんを食べに来ていました。うどんは柔らかめで、お腹にやさしい暖かいご飯です。

宮崎市の名物をネットで見ていたら「わらべのチーズ饅頭」があり、チーズ饅頭を買って食べてみました。周りはサクサクした固めで、中にチーズクリームが入った饅頭です。チーズクリームが新鮮なため、冷蔵での賞味期限が2日となります。

宮崎市を後にし、鹿児島県との県境にある霧島連峰に向かいます。

本日終了。「道の駅 えびの」で車中泊。

11月22日(水)韓国岳

今日は、霧島山の韓国岳(からくにだけ)に登ります。「道の駅 えびの」を出発し、韓国岳登山口の「えびの高原」に向かいます。高原に向かって登って行くと平地にガスが掛かっている逆転層が見えます。夜の間の放射冷却現象で上空より地面の方が冷たく、ガスが地表付近に停滞しています。えびの高原に着きました。韓国岳が見えます。

霧島山、噴火警戒レベルが上昇しているとのことです。指示されているルートで韓国岳に登ります。

お釜が見えます。山頂到着。今日も晴天です。

霧島山の景観です。九州は火山の大陸を、またまた確認。

午前中に韓国岳を登攀し、下山後、また宮崎市へ移動しました。宮崎市の夜です。月が綺麗です。宮崎の名物、鶏のもも焼きを食べに「丸万焼鳥本店」へ。17:00の開店時間10分前に行ったら、既に10名くらいお客さんが並んでいました。鶏もも、歯ごたえが強烈なので、ご年配の人には食べるの難しいかな。

本日終了。「道の駅 フェニックス」で車中泊。

11月23日(木)青島

「道の駅 フェニックス」は、海に面した道の駅で景色の良いロケーションです。フェニックスの日の出です。

朝、日の出を見た後、青島に向かいました。ここには青島神社があり、天然記念物の「鬼の洗濯板」が見れます。青島に渡り、青島神社を参拝します。

青島は、海流の影響で温暖のため多くの熱帯植物が植生しています。

青島の回りには「鬼の洗濯板」が見られます。日南海岸には、深い海底で砂の層と泥の層が交互に堆積した宮崎層群が隆起し、波に浸食されて形成された波食棚が至る所で見られます。これが「鬼の洗濯板」です。柔らかいところが波で浸食されて、不思議な幾何学模様を形成しています。

青島ビーチは、なんかオシャレ。ビーチをジョギングしている人が気持ち良さそうです。

今日は日南海岸を南下し、宮崎県最南端まで移動します。

次は「鵜戸神宮」です。駐車場から本殿までちょっと歩きます。

海の浸食でできた洞窟の中に本殿があります。長い階段を降りて本殿に向かいます。

「鵜戸神宮」を後にし、内陸に入り、次は「飫肥城跡」に向かいます。

城跡には飫肥杉が立ち並び、昔の面影を感じさせています。

お昼ご飯に宮崎名物のチキン南蛮をいただきました。その後、城下町を散策。

ここ飫肥は、日本の外交官であった「小村寿太郎」さんの出身地です。最後、名物「おび天」を食べて出発です。

飫肥から海岸線にまた出て、さらに南下します。

次の目的地「都井岬」が近づいてきました。道路に野生馬が! まず「都井岬灯台」に向かいます。

至る所に野生馬が・・・

記念撮影。野生馬の群れの中に、座禅を組んでいる外人さんが・・・

絶景! 宮崎はいいね~

本日終了。「道の駅 くしま」で車中泊。 明日から鹿児島県に入ります。

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