「軽自動車ひとり旅で、木曽の旅館で働きながら中山道を歩いてきました。」の続きです。
今回、生まれて初めて旅館で働きました。今注目されている木曽町で働くことができ、仕事はたいへんでしたけど、良い体験でした。何より、連日、いっぱいのお客さんで、しかも外国人がほとんどで、円安の影響もあると思いますが、コロナ後のインバウンドが回復してきているのを実感しました。
木曽町は、自然と昔の風景が残る街で、特に派手なものはありません。なのに、その雰囲気に魅力を感じて観光客が集まって来るのが面白い点です。集まって来るといっても、京都のように混雑しているわけではなく、寂しくない程度の、心地よい、程よい人数の集まり方です。木曽町周辺には宿泊施設が多くないようで、この程よい人数でも、いっぱいになってしまうようです。そして、地方はどこも同じで、高齢化が進み、人手が足りないのが課題です。
2週間という短い期間でしたが、旅館で働かせていただいて、以下のようなことを感じました。
・1日の就労時間が、お客さんの朝食・夕食対応から、早朝から昼前と夕方から夜9時頃までと、中抜けはありますが拘束時間が長いです。普通の人は、この就労時間条件ですと、生活しずらいだろうと感じました。この点が、人手不足になる1つの理由だと考えます。
・接客は経験とセンス、そして自己中心的でない人が上手いと感じました。
・フードロスが、驚くほど多いです。これは、食事付き宿泊施設はどこも同じだと思います。旅館は、食事が重要な商品ポイントなので過剰と思われる量となるのは仕方ないのかもしれませんが、何かフードロスの改善方法がないのかと考えさせられました。
以上のようなことを考えながら、星野リゾートさんはどうしてるのかな?とか思っています。ちょっと旅館業界を見たので、星野リゾートさんに関する本を読んでみます。
以上、木曽でのおてつたびを終わります。
次は、九州の百名山を登りに行きます。
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