「軽自動車ひとり旅で、木曽の旅館で働きながら中山道を歩いてきました。」の続きです。
2週間 旅館で働かせていただいた中、休日を2回いただいたので、その休日で中山道の「福島宿→上松宿」と「妻籠宿→馬籠宿」を歩いてきました。
中山道の木曽路には、写真に記載されているように 11の宿場町がありました。一番南にある馬籠宿は岐阜県に位置しますが、その他の宿場町は長野県にあります。今回この中で、「福島宿→上松宿」と「妻籠宿→馬籠宿」を歩いてみました。
「福島宿→上松宿」10月16日(月)
木曽は、ずっと天気が良く、今日も快晴です。今日は、中山道の「福島宿→上松宿」(約12km)を歩いてみました。まずは、木曽福島駅へ。駅は、こんな感じです。ここ木曽福島は、中山道木曽路の中間地点にあるので、ここに宿を取って、北の奈良井宿、南の妻籠宿、馬籠宿を観光される方(ほとんど外国人)が多いです。鉄道を使って移動する観光客がほとんどなので、木曽福島駅では沢山の外国人が乗り降りしています。日本人の方が少ない風景なので、ちょっと不思議。
さて、ここ木曽福島駅から上松宿まで歩きはじめます。中山道表示は、ところどころにあるので迷わず歩けます。道は、昔を漂わせるところもありますが、車道も多くあります。誰か他に歩いている人もいるだろうと思っていたのですが、誰もいませんでした。みなさんが行かれるのは、奈良井宿、妻籠宿、馬籠宿の3宿です。
基本、中山道木曽路は、木曽川に沿っています。
上松宿です。ここの観光名所として、「寝覚の床」という木曽川に大きな石群が横たわっている景勝地があります。日本五大名峡の一つとのことです。
木曽は、五平餅が有名なので、寝覚めの床で五平餅定食をいただきました。
「妻籠宿→馬籠宿」10月24日(火曜日)
今日も良い天気です。今日は、妻籠宿に行き、そこから馬籠宿まで歩きます。約9kmです。まずは、木曽福島駅から電車に乗り、南木曽駅で降ります。そこから妻籠宿行きのバスに乗ります。乗客は8割方外国人です。話している言葉を聞いてると、フランス人、スペイン人の観光客のようです。約10分のバス乗車で妻籠宿につきました。
妻籠宿は、古い建物が街道筋に次から次へと立ち並び、昔の情緒を偲ばせます。その建物で商売されているお店もあります。空は青いし、山並みもきれいです。
ここ妻籠宿には、本陣と脇本陣として使われた建物が残っています。本陣は、江戸時代の参勤交代で大名が泊まった宿泊施設です。脇本陣は、本陣が満室等で使えない場合のバックアップ宿泊施設です。
脇本陣の建物は、明治10年に建て替えられたものですが、囲炉裏の煙に日が差して、美しい光線を楽しめるのが特長となっています。
妻籠宿と馬籠宿の中山道は、道に味があり、昔のままを思わせるところが多く、歩くのが楽しい道です。海外の観光客には、「サムライロード」と呼ばれているようです。今日も多くの外国人観光客の方達が歩いています。やはり、シニアの方が多いですね。途中、峠越えをしないといけないので、そこそこ登りがあり、9kmあるので、運動になるコースです。
途中、「一石栃立場茶屋」という無料休憩所があり、みなさん、そこで休憩されています。
ここに着くと、遠くで、自分を指さし、こっちへ来い来いしている外国人のおばさんがいるので行ってみると、旅館に宿泊されているお客さんでした。ツアーでアメリカのコロラドから来られているご夫婦で、昨夜、ご主人から旅館に飾ってあるギターを弾いてもいいか?と質問され、それで自分を覚えてくれてたようです。スキーの話になり、アメリカではスキーにお金が掛かるとのことで、日本のリフトチケット約5000円/日に対し、$160/日もするそうです。$1が¥150とすると、¥24,000/日です。アメリカの物価高を感じたおしゃべりでした。
馬籠宿に到着です。恵那山が良く見えます。恵那山も100名山ですが、まだ登っておりません。そのうち登ります。
今日も良く歩きました。
つづく。
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