軽自動車旅 … おてつたび(木曽)②

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「軽自動車ひとり旅で、木曽の旅館で働きながら中山道を歩いてきました。」の続きです。

今回、中山道六十九次の37番目の宿場である福島宿にある旅館で2週間働かせていただきました。福島宿は、写真のように山間に流れている木曽川沿いにあります。江戸から京都への中山道も、この木曽川沿いに続いています。また、ここ木曽福島には、日本三大関所のひとつ木曽福島関所がありました。

木曽福島の街は、山間を流れる木曽川のせいか、爽やかな風が流れています。この夏、日本は猛暑でしたが、ここ木曽福島は、そんなに暑くなかったとのことです。近年、中山道の奈良井宿、妻籠宿、馬籠宿が外国人観光客に人気があり、その間にある木曽福島に多くの観光客が宿泊しています。

旅館での勤務は、7:30-12:00の午前と16:30-21:00の午後が1日で、2週間働かせていただきました。宿泊業は皆同じようなシフトのようです。仕事内容は、皿洗い、皿拭き、食器片づけ、布団の上げ下ろし、布団メーキング、お客さん案内、配膳、下膳 などでした。どの作業も、集中力とスピードが求められます。お客さん数は、だいたい40名で、皿洗いなどの裏方は、3~4名で行います。皿洗いは、洗い場が一つで1名が行いますが、旅館なので食器の種類が30種類くらいと多く、瞬時に食器の種類を判別して食器毎に洗い方を変え、処理スピードは高くという技量が必要となります。下膳されて来る食器には沢山残飯も残って洗い場に来るので、一つ一つの食器に残っている残飯を取り除いて、捨てることも皿洗いの担当となります。特にやっかいな食器は、ご飯が入っていた一人用のお釜と豆乳鍋の1人用鍋です。この2つはご飯、豆乳が洗っても中々取れず苦労しました。私も、最初はまったく洗い処理が追いつきませんでしたが、後半は技量が上がり、洗い場を任されるようになりました。とにかく体力が必要な仕事だったので、1日4食食べ、中休みも含めて良く寝ました。

お客さんは、8割がた外国人の方達でした。アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ圏などの欧米人がほとんどです。アジアは、シンガポールの人達です。ツアーのお客さんもいますし、ひとり旅のお客さんもいます。シニア層の方達が多いですね。皆さん、中山道を歩くのが目的です。

夜、飲みに行きたかったのですが、お店が10:00くらいに閉まってしまい、午後の勤務が 21:00までなので、 なかなか行けなかったのが残念です。でも、何軒かに伺いました。写真は、古民家の街並みの中の蔵を改装したバーです。何回もお世話になりました。

もう一軒、写真はすべてマスター1人で内装を作られたバーです。マスターは、名古屋に住まわれており、今、お店はほとんど休業されていますが、旅館の先輩のタローさんがマスターに電話して、1日開けてもらったときに伺いました。マスターの年齢的理由から、年内にお店を閉められてしまうとのことです。

純喫茶も何件かあり、写真は90歳のママさんが一人で営業されている喫茶店です。お店の中は、掃除が行き届いており、味があります。

街の中には、中笑い酒造と中善酒造の2件の酒蔵さんがあり、お蕎麦屋さんもあるのがうれしい限りです。

つづく(次は、中山道歩きです。)

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