軽自動車 旅 … できたら日本一周と100名山登攀(14)青森、秋田、山形編

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軽自動車ひとり旅の続きです。7月、8月と約2ヶ月、北海道を旅し、9/1 とうとう本州 青森に戻って来ました。8月北海道は暑かった! 天気予報によると、東北は9月もまだまだ暑いようなので、暑さに怯えながら、これから東北の日本海側を南下し、途中、百名山の岩木山(青森)、鳥海山(山形)の2座を登ります。

9月1日(金)

青森

朝7:40 函館発のフェリー、約3時間40分の乗船で青森市が見えてきました。11:20 青森着、下船です。2ヶ月振りに本州に戻って来ました。天気は曇りです。

下船して、まず行きたいのは、以前から食べたかった青森市で有名な「味噌カレー牛乳ラーメン」のお店「味の札幌 大西」です。お店は、青森駅から歩いて5分くらいの所にあります。味噌カレー牛乳ラーメン、食べました。麺が太く、カレーの味がほんのりするマイルドな味噌ラーメンです。こちらのお店、お客さんが次から次に来て、繁盛していました。

次に、青森県立美術館で開催されている「棟方志功展」を見に行きます。青森市出身の版画家、棟方志功さん、今年は生誕120年ということで、その作品が青森県立美術館に集められ、展示がされています。

この「棟方志功展」、10月には 東京国立近代美術館でも開催されるようです。

個性的な力強い作品や、見覚えのある懐かしい包装紙の作品を見ることができました。青森パワーです。棟方志功さん、晩年、荻窪(上荻一丁目:荻窪駅と西荻窪駅の間)に住まわれており、荻窪に住んでいた自分の近くにいらっしゃったんだなと思いをはせました。

青森パワー その2として、青森県立美術館のすぐそばにある「三内丸山遺跡」へ。とても大きな縄文集落の跡です。この地は、海、山があり、多くの人々が暮らせるほど、食糧に恵まれた暮らしやすい場所だったようです。

青森パワー その3、ねぶたを見に青森駅そばにある「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に行きました。今年のねぶた祭は終わりましたが、今年のねぶたの作品が見られます。

夜は、青森市出身の友人 Uさんに教えてもらった和食店「家和(やより)」に行きました。ご夫婦で営業されているお店で、奥さんの料理がすごく美味しいお店です。ちょい飲みセットと、イカ刺し、にんにくの天ぷらを注文。イカ刺しは、函館で食べたイカより美味しかったです。日本酒は青森のお酒のが揃えられており、安くて美味しかったです。また行きたいお店です。

本日終了。道の駅「なみおか」で車中泊。

9月2日(土)

黒石(青森)

今日は雨です。青森では、百名山の「岩木山」に登ります。明日は天気が良さそうなので、明日、岩木山に登ります。今日は黒石の図書館でブログ作業です。

黒石市では、「つゆ焼きそば」という名物があるので、そのつゆ焼きそばを食べてみました。ソース味のつゆが、不思議な感じでした。

本日終了。「道の駅 津軽白神ビーチ にしめや」で車中泊。

9月3日(日)

岩木山(1625m)

今日は快晴です。これから岩木山に登りますが、その前に、昨夜宿泊した道の駅の向かいに「白神山地ビジターセンター」がるので、こちらを見学します。今回、白神山地を歩く予定はしていないのですが、先日の大雨で幾つかの遊歩道がクローズとなっているようです。

ビジターセンター見学後、岩木山に向かいます。岩木山は、活火山で標高1625mの独立峰です。別名:津軽富士と呼ばれており、その姿は青森各地からよく見え、八甲田山と並んで有名な青森県の百名山です。最新の噴火は、1863年の水蒸気噴火とのことです。

岩木山は観光地化されており、八合目まで車で行くことができ、八合目から九合目まではリフトがあります。もう25年以上も前ですが、岩木山で開催されたパラグライダーの大会に出たことがあり、その時、リフトで九合目まで上がり、九合目からパラグライダーで飛び出し、岩木山の上を飛びました。岩木山は、それ以来となります。

岩木山が近くなると、岩木山の回りには農園が沢山あるようで、今旬のとうもろこし「嶽(たけ)きみ」を求めて集まって来ている人達の車に出くわしました。自分も茹で嶽きみを一本。甘くて美味しいとうもろこしです。

八合目まで行く津軽岩木スカイラインに入りました。その入口から見た岩木山です。

八合目の駐車場に到着。ここから九合目までリフトが出ていますが、今回は八合目から歩いて上がります。

柴くんも登山中。火口が見えてきました。海が見えます。

八合目から登り始めて45分で山頂に到着。柴くんも登頂。柴くんは、山頂の神社でお詣り。

九合目のリフト駅です。25年前の記憶をたどって、九合目のリフト駅からパラグライダーの離陸斜面に行ってみました。離陸斜面ありました。トンビが飛んでいます。

岩木山を下山し、碇ヶ関温泉会館のお風呂へ。入湯料250円でした。

本日終了。「道の駅 たかのす(秋田)」で車中泊。

9月4日(月)

秋田市

青森県から秋田県に入りました。秋田はほとんど来たことがないので、まずは、秋田市へ。秋田駅近くの千秋公園に行ってみます。この千秋公園は、江戸時代 佐竹氏が居城としていた久保田城跡となります。

今日も暑く、公園内は人もまばらです。暑いので、自分も公園内をちょっと歩いて車に戻ります。涼しさを求めて男鹿半島に移動することにしました。

本日終了。「道の駅 おが」で車中泊。

9月5日(火)

男鹿半島、寒風山

今日は、男鹿半島と寒風山を回ります。

まずは、自転車で男鹿駅を出発して、なまはげ立像までの海岸線往復25kmを走ります。

ゴジラ岩に到着。

なまはげ立像到着。

なまはげ立像から引き返し、道の駅 おが に戻りました。走行距離、25.42kmです。道の駅で、秋田名物のババヘラアイスを食べました。爽やかなアイスです。

午前中は、自転車で男鹿半島海岸線を走ったので、午後は、寒風山に向かいます。寒風山は、標高355mの男鹿半島にある火山活動でできた独立峰です。独立峰であるため、山頂から360°見渡せる視界の良い山で、車で山頂まで行くことができます。寒風山には、パラグライダースクールがあり、昔からパラグライダーエリアとして有名でした。今回、自分も初めて訪れます。

車で登って行くと、景色が良く、八郎潟が見えます。

寒風山山頂到着です。平日にもかかわらずパラグライダーで飛んでいる人達がいました。

広くて気持ちの良いエリアです。

寒風山を降りて、秋田県を南下します。途中、コンビニで秋田県でしか売っていない秋田県民のソールフードの1つ、バナナボートを買いました。

本日終了。「道の駅 協和」で車中泊。

9月6日(水)

岩城(秋田県)

今日は雨となりました。次は、山形県の最北にある鳥海山に登りたく、天気予報を見て、登山に適する日を選んでいます。当初、9/9(土)が登山に良さそうだったのですが、台風13号が本州に接近していることから、天気予報が日々変わっており、結果、9/8(金)に鳥海山を登ることとしました。今日は、鳥海山方面へ移動します。

本日終了。「道の駅 岩城」で車中泊。

9月7日(木)

由利本荘(秋田県)

昨夜泊まった「道の駅 岩城」は海岸線にあり、朝、海に出てみるとサーフィンをしにサーファーが集まっていました。朝 5:30の海です。みんな、サーフィンしてから出勤や登校をするのでしょうか?

秋田は風力発電に力を入れているので、海岸線には風力発電機が並んでいます。

山形県に近づくにつれて鳥海山が見えてきます。午前中は雲が沢山あったのですが、午後遅くになるにつれて雲が無くなってきました。山形県に入ると、広大な稲穂の中に鳥海山が横たわって見えます。

今日は、鳥海山の湯の台口登山コースの五合目まで車で上がり、そこで車中泊し、明日鳥海山に登ります。

鳥海山の五合目まで来ました。五合目駐車場には、自分の他に車がもう一台駐車しています。明日は鳥海山です。

本日終了。「湯の台口登山コース五合目駐車場」で車中泊。

9月8日(金)

鳥海山(標高:2236m)

まだまだ暑い日が続いていますが、日は短くなっており、8月の日の出は4時台だったのですが、9月に入り日の出は5時過ぎになっています。日の出前に起き、これから鳥海山に登ります。

鳥海山は、標高:2236mの活火山で、出羽富士、庄内富士とも呼ばれています。山は、秋田県と山形県にまたがって位置していますが、山頂は山形県側にあります。鳥海山は火山ですので、火山活動を行っています。新山は、1801年のマグマ水蒸気爆発で溶岩が流出して形成された溶岩ドームです。その後も、1821年、1834年、1971年、1974年と噴火を行っています。

今回は、地図の湯の台口コースで新山まで登ります。

五合目登山口です。5:30 登山開始。ガスの中でモヤっています。

鳥海山は、高い木々が無く、広大な山すそが広がっており、そこに花々が咲いている景色の良い、気持ちの良い山です。まだ、残雪もあります。

8合目くらいまで登ると、酒田の街や日本海が見え、素晴らし景色です。奥に新山が見えてきました。

9合目くらいまでは、登り易い穏やかな山ですが、新山に近づくにつれ、大きな岩石が積み重なった山になっており、ちょっと危険なところもあり、最後がスリリングな山です。でも、この山に登ると、下界の景色が素晴らしいです。日本海が見え、庄内平野、津軽平野、そして遠くに月山が見え、変化に富んだ景色が楽しめます。今回の旅で、鳥海山を含めて百名山を13座登りましたが、自分としては、鳥海山がNo.1です。適度に登るのが大変で、花々、残雪、広大な山裾など山の雰囲気が良く、山頂から海、山、平野などいろんな景色が見え、とても楽しい山です。また、登りたい山です。今度は、別の登山コースに挑みたいです。

14:30 下山。約9時間の登山でした。昨夜2台しか駐車していなかった五合目駐車場、駐車台数増えてます。。

本日終了。「道の駅 鳥海」で車中泊。

9月9日(土)

酒田、鶴岡、天童(山形)

今日は、山形県の港湾都市である酒田を訪れます。酒田で観光地として有名な「山居倉庫」に行きます。山居倉庫は、明治26年(1893年)に庄内米を保管・取引をすることを目的として建築された倉庫です。

山居倉庫にある「庄内米歴史資料館」に入ってみました。山居倉庫が栄えた時の模型があり、川を使っての米輸送の雰囲気を知ることができます。山居倉庫は、倉庫への日除け目的で植えられたケヤキ並木が特徴となっています。

江戸時代、東北地方で徴収された年貢米を江戸まで、安全に、早く輸送することが江戸幕府にとって重要でした。幕府は、その航路輸送の整備を、材木商「河村瑞賢」に命じ、河村瑞賢は、1672年に、酒田から下関を回って江戸に至る西回り航路を開発しました。この開発によって栄えた街が、西回り航路の出発地であった酒田です。

酒田を後にして、酒田の南、内陸部にある鶴岡を訪れます。鶴岡には、鶴ヶ岡城跡があり、江戸時代ここは、鶴岡藩(庄内藩)の城下町として栄えていました。

庄内藩校 致道館です。この致道館は、戦災を受けることなく残った貴重な史跡です。

今、鶴ケ岡城跡地には大正時代に建てられた建築物があり、大正ロマンを感じることができます。

鶴岡を後にし、松尾芭蕉の俳句で有名な山寺を目指します。

山寺の麓には午後4時過ぎに着きましたが、山寺、午後4:30に閉門と言うことで、明日朝、再訪問としました。近くの道の駅を探したところ、「道の駅 天童温泉」があるので、そこへ向かいます。

道の駅 天童温泉、何故か車中泊の車で混んでいます。(写真)

本日終了。「道の駅 天童温泉」で車中泊。

9月10日(日)

山寺(山形)

山寺の山門が 8:30 に開門するので、7:30に道の駅を出発し、8:00に山寺駐車場に車を停めました。山寺登山口から山門に向かいます。

山門です。8:30の開門前ですが、10名くらいの人が開門を待っています。8:30 開門。これから、1015段の石段を登ります。

五大堂に着きました。ここからの見晴らしが最高です。

眼下に、線路や山寺駅が見えます。

山寺を下山しました。降りると、山形名物の玉こんにゃくが売られていたので、一本。味がしみてる!

下に降りて、山寺駅まで歩いてみました。振り返ると、今登って来た五大堂が上に見えます。

次に、本で紹介されていた、蕎麦店「美登屋」に行きました。大もり蕎麦を食べました。こちらの蕎麦は、少し太めで、黒粒があり、少しザラザラした食感で美味しく、食べ応えのある蕎麦です。この蕎麦は、また食べたい蕎麦です。

蕎麦を食べて、山寺を後にします。急遽、明日 9/11に東京で用事ができたので、これから八王子の自宅を目指して帰ります。もちろん下道です。

午後走って、栃木県の宇都宮を過ぎました。

本日終了。「道の駅 しもつけ」(栃木県)で車中泊。

9月11日(月)

八王子(東京)

朝 5:30、「道の駅 しもつけ」を出発。小山、川越、入間、横田基地を通り、11:00に八王子の自宅に到着です。

9月中、幾つかの用事を済ませて、10月はじめ、またひとり旅に出発します。

コメント

  1. 石井孝博 より:

    緑色が奥様帯同なのね。素晴らしい!
    新作待ってるよ!

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