軽自動車ひとり旅の続きです。8月最初の3週間の妻とのふたり旅も終わり、またひとり旅です。8月も残り1週間ちょっとなので、そろそろ本州に戻ることを考え、函館方面に向かいます。8月も終わりに近いのに、北海道も異常な暑さが続いています。
洞爺湖
暑いので、観光客もそんなに多くないのですが、最近、韓国からの団体観光客をよく見ます。今日も、韓国のシニアの団体さんが洞爺湖の写真撮影で盛り上がっていました。おじさん、おばさん達、エンジョイライフしてました。
洞爺湖町立火山科学館に行きました。ここはビジターセンターでもあるので、洞爺湖の成り立ちや自然についての説明展示があります。
日本は火山が多いですが、写真が日本の火山の分布です。きれいに並んでますね!東北、北海道の山は火山ばかりですね。
火山はそのでき方から幾つかの種類がありますが、日本の火山は、プレートがぶつかり合うところに発生する島孤型火山です。
写真は、世界の火山とプレートの分布図です。日本は、ユーラシアプレートに太平洋プレートとフィリピン海プレートがもぐり込んでおり、そのへりに多くの火山が並んでいるのが分かります。他の国と比べると、日本は赤丸がたくさんあり火山が多い国であることが分かります。
長万部
長万部公園キャンプ場で宿泊。
鹿部
長万部から鹿部へ。途中、北海道駒ケ岳(火山)がきれいに見えます。
以前、車中泊していた方から紹介された「道の駅 しかべ間欠泉公園」の魚の煮つけ定食を食べに行きました。鹿部はたらこも名産とのことで、たらこがごはんに載った定食です。煮魚は、魚の取れ具合でホッケかカレイになります。今回は、ホッケの煮魚です。流石、かあさんの味付けです。
鹿部から海岸線を南に下ると、「道の駅 縄文ロマン南かやべ」があり、この中に「函館市縄文文化交流センター」があります。ここには、世界遺産登録となっている縄文遺跡群のひとつ、垣ノ島遺跡があります。
北海道には、利尻島、礼文島など、いたるところに縄文遺跡がありました。縄文人は、日本中いたるところに住んでますね。また遺跡から交易もしていたことが分かっており、津軽海峡を丸木船で渡っていたということで、縄文人の能力に関心するばかりです。
函館
函館市に東側から入り、まず、ラピスチヌ修道院に立ち寄りました。
お昼に、函館で有名なハセガワストアのやきとり弁当を食べました。やきとりという名前ですが、実際は豚肉です。やきとりは、お店の中で焼いており、注文用紙に注文内容を書いてレジに出すと、焼いてくれます。味は、タレ、塩,味噌、旨辛の4種類がありました。私は、タレで注文しました。注文してから焼き始めるので、出来上がるのに、15~30分掛かります。のり弁風で、美味しいです。
定番、五稜郭へ。
幕末、建設後僅か7年で解体されてしまった函館奉行所です。
函館駅前
函館駅横にある函館朝市ひろばです。このエリアは、観光客の多いところです。
ここで、いかさし定食を食べました。
食堂の見本がすごかったので、写真撮影。
元町エリアです。
ベイエリア、赤レンガ倉庫。
立待岬
函館夜景
江差町
8/29 時点で函館におり、函館から青森へのフェリーに乗って本州に戻れるのですが、天気予報の東北の気温がえらく高いので、本州に帰る決心ができないでいます。ただ、いくら待っても10月にならないと涼しくならないとのことなので、キリの良いところで、9/1に青森に渡ることとしました。それまで、8/30、8/31と2日間あるので、函館を離れて、江差、松前と廻ります。
江差 開陽丸記念館
開陽丸は、徳川幕府軍の軍艦でしたが、函館戦争で暴風雨によって座礁、江差沖に沈没となりました。徳川軍艦としては、わずか1年数か月の命でした。記念館の船はレプリカで、実際の開陽丸は、まだ江差沖に沈んでいます。
北海道の美味しいものに、野菜があります。とうもろこし、じゃがいも、アスパラ、トマト、キュウリ等がおいしく、しかも、道の駅の直売所で安く売っています。写真のじゃがいもは、一袋60円、アスパラは100円でした。トマト、キュウリは生で食べてますが、とうもろこし、じゃがいもは、写真のように湯がいて食べてます。
松前
ご存知、松前藩の松前城です。
松前藩屋敷
青函トンネル記念館
青函トンネルの計画は、戦前からあったんですね。このトンネル工事の技術もすごいですね。
トラピスト修道院
トラピスト修道院名物のソフトクリーム
9月1日(函館)
いよいよ本州に戻ります。7/8に北海道に入って以来、約2ヶ月の北海道の旅でした。北海道旅が最後になるので、北海道での印象を書きます。
・天気は、7月中旬は雨が多く、天気が悪い日が多かったでした。7月末から8月は、晴れる日も多くなりましたが、気温30℃以上で蒸し暑く、北海道とは思えない過ごし難い天気でした。
・北海道には、日本各地から、車キャンパーとライダーが来ています。その多くは、50歳以上のシニア人達でした。(自分もですけど) ライダーの人達も、ほとんど、ヘルメットを脱ぐとシニアのおじさん、おばさんでした。若い人は、どこに?という感じです。
・車キャンパーも、大型キャンピングカーがあり、普通の乗用車、軽自動車など、それぞれのスタイルで北海道を旅していました。こちらもシニアの方がほとんどで、シニアのご夫婦が多かったです。また、何度も北海道に来られている方が多いようです。
・北海道には、自転車で廻るとか、リヤカーで廻るとか、百名山全て登攀するとか、チャレンジに来られている方が多くいたのですが、その多くもシニアの人達でした。写真の方は、自転車に牽引者を付けて旅されていましたが、70歳代の方でした。北海道には、日本各地から凄いシニアの人達が集まって来ているんだなという印象です。
・北海道は、道が悪いです。舗装道路に、ひび割れ、穴あき陥没がいたるところにあります。広大な面積なので、補修のための予算が取れないのだなと推察します。
・熊ですが、地元の人達は熊との共存を考えているので、熊除けベルを付けるなど自分の存在を熊に知らせる対策をしながら、自然の中で活動されているようです。
・観光客ですが、多かったのは、札幌、小樽、函館の3都市で、その他はそんなに多くありませんでした。
・北海道の百名山9座の内、今回は、4座登攀。後半気力が無くなってしまったため、気力充電して、残りの5座を登るために、また来ます。
・北海道旅のベストシーズンは、花の咲き具合と気温(天候)から、6月中旬から7月初旬までがベストと考えます。その時期に、また来たいと思います。
9月1日(金)朝7:40出航の青森行きフェリーで函館を後にしました。
青森に着いたら、日本海回りで秋田、山形と南下する予定です。
コメント
山は座と数えるんですね。知らなかった!
引き続き安全運転で。
先日中嶋さんのサイトを教えてもらい、今頃ですが拝見させてもらってます。
羨ましい限りです。
東京に戻られたら、飲みながらお話し聞かせてください。