軽自動車 旅 … できたら日本一周と100名山登攀(6)北海道編②

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軽自動車ひとり旅の続きです。今回は、帯広から納沙布岬の行程となります。北海道に入ってから、最初の2日間(7/8、7/9)は天気は良かったのですが、その後は天気が悪く、涼しい日が続いています。今回の行程中も、ほとんど曇りでした。

7月13日(木)

帯広

襟裳岬を訪れた後、帯広に向かいます。帯広に向かうのは、帯広名物の豚丼を食べるためです。お店は、ネットで「ぶた丼のとん田」を見つけ、車のナビにセットして、直行です。

人気があるお店のようで、駐車場も広く、日頃、お客さんが多いのが伺えます。私は、16:00頃訪問したので比較的空いていましたが、それでもお客さんが次から次へときますね。

私が注文したのは、お店推奨の1つの「ロース バラ盛り合わせ豚丼」です。いや ~ 美味しかった! タレが、うな重のタレのようなタレで、お店も、ロースについては、好みで山椒を掛けてと紹介しています。また、肉が美味しい! 豚肉の脂身の味が甘くて、超美味しいです。今回、ロース バラ盛り合わせを頼みましたが、個人的には、バラ肉の方がジューシーで、バラ肉の方が好きかな。メニューには、当然「バラ 豚丼」もあります。帯広の豚丼は、皆さんに食べてもらいたいです。ドイツ人の友達にも食べさせたい。

豚丼を食べた後、今夜車中泊する「道の駅 おとふけ」へ。

こちらは、NHK朝ドラ「なつぞら」のロケ地で、ロケのセットが道の駅にあり、公園となっています。車中泊の旅行者もたくさんいます。

本日終了。「道の駅 おとふけ」で車中泊。

7月14日(金)

足寄、阿寒湖

「道の駅 おとふけ」を出発し、百名山の雌阿寒岳を登るために阿寒湖を目的地にして移動開始。

途中、松山千春さんの出身地で有名な「足寄」に立ち寄りました。足寄には思い出があります。私は、学生の時、北海道道東をひとり旅したことがありますが、その時、函館から夜行列車で辿り着いたのが足寄でした。列車は、早朝3時くらいに着いたのですが、泊まるところもなかったので、しかたなく駅舎の外に出て、まだ暗い街中を時間を過ごせる場所を探しながら歩きました。歩いていると公園があり、公園にジャングルジムがあったので、その中に持ってきた寝袋を引いて、夜が明けるまで寝ることにした。時期は7月末頃だったと思います。寝袋に入って寝ていると、朝方、小学生の登校が始まったようで、何人かの小学生が、寝袋で寝ている自分に近寄って来て、「生きてるのかな?」とか言っている会話が聞こえてきました。寝袋の中で、その会話を聞きながら、関東ではもう夏休みなのに、まだ学校があるのかな?と考えながら寝ていた自分を覚えています。その後、自分は足寄からバスに乗って阿寒湖に向かいました。

今回、その思い出以来の足寄訪問です。驚いたのは、その思い出の鉄道がないんです。廃線になって、駅舎だけが残されていました。40年の月日の経過は、長かった。いろんなものが変わってます。

そして今、思い出の足寄のそこにあるのは、松山千春さんをメインにした「道の駅 あしょろ銀河ホール21」です。松山千春さんの石碑があり、時間替わりで松山さんの曲が流れています。松山さんの曲、いいですね! 松山さんの曲を聴いていると、学生の頃の感覚が戻ってきて、ぞくぞくっとします。青春期に聴いてた音楽は、その時の空気と一緒に体の中に仕舞われているようで、その曲を聴くと、その時の空気が体の中から出てくるような気がします。

思い出に浸った足寄を後にして、阿寒湖畔へ。途中の駐車場で世間話しをした叔父さんから、「阿寒の街は、観光客が少なくなって、さびれて来ちゃったね。」と聞いてましたが、お土産さんやホテルがある湖畔通りは、写真のような感じです。

明日は、早朝から雌阿寒岳に登る予定なので、阿寒湖を後にして、今夜車中泊する「道の駅 あいおい」に向かいました。ただ天気が悪く、明日朝、天気が悪ければ山には登らないことにしました。

本日終了。「道の駅 あいおい」で車中泊。

7月15日(土)

阿寒湖、釧路

朝起きると、雲が低く垂れこめ、小雨が時々降り、山が全く見えない天気となってます。これでは山に登っても楽しくないので、今回、雌阿寒岳登山は断念。

その代わり、阿寒湖を少し歩くこととしました。まずは、「阿寒湖畔 エコミュージアムセンター」に寄り、そこから歩き始めることとしました。

センターの裏から遊歩道に出られるので、遊歩道を歩いて阿寒湖畔へ。

湖畔には、「ボッケ」と呼ばれる熱泥が噴出する所があります。この辺りは、火山活動が活発なことが伺われます。

そして、阿寒湖です。

湖畔のホテルの裏庭に、鹿が出没していました。北海道は、どこにでも鹿が出てきますね。

次に、アイヌの人たちの民芸品などを扱うお店が集まった「アイヌコタン」に立ち寄りました。

これで阿寒湖は終わりで、釧路に向かいました。

本日終了。「鶴野駐車公園」で車中泊。

7月16日(日)

釧路、厚岸、霧多布岬、納沙布岬

朝、釧路を歩いてみました。釧路は、釧路港を持つ臨海工業都市です。また、漁業も盛んで、過去13年連続全国水揚げ1位を記録したこともあります。近年は人口の減少が激しく、現在は北海道で人口6番目の都市となっています。

釧路の市街を後にして、「釧路市立博物館」に立ち寄りました。こちらの博物館では、アイヌ文化の紹介が大きく取られていました。

次に、釧路市の東、海岸沿いにある「太平洋炭礦 炭鉱展示館」に寄ってみました。

ここ釧路には、釧路炭田があります。釧路炭田。中学の地理で覚えた記憶がありますが、ここ炭鉱展示館を訪れるまで、すっかり忘れてました。

釧路一帯には、釧路炭田と呼ばれる石炭が埋蔵されています。その石炭の採掘は、1856年(安政3年)の江戸時代から始まった北海道最古の炭田です。その炭田の分布は、図のように広く、今回立ち寄った炭鉱展示館は矢視する場所にあります。この地帯は、図にも示されているように、太平洋の海底にまで炭田が分布し、その海底を日本唯一の坑内掘りで太平洋炭礦株式会社が採掘をしていました。(2002年閉山。)

石炭は、主に湿地帯に繁茂していた植物が倒れて積み重なった状態で空気から遮断され、地下に埋没し、長い時間をかけて地球の圧力と熱を受け形成されたものです。釧路の石炭は4,500万年前の地層から形成されたと言われています。ここ釧路は、釧路湿原があり、近くには現在も火山活動が見られる阿寒岳などがあり、昔から火山活動が活発な地帯であったと考えられます。海底にまで石炭が豊富に埋蔵していることから、大昔も、ここ釧路一帯は広大な湿原と植生、火山活動があったことが伺えます。

坑内掘り

掘削設備は、アメリカ製でした。昭和時代の特殊設備なので、アメリカが進んでいたんですね。設備完成には、トライ&エラーで苦労したでしょう。さすがアメリカ人の設計は、スケールが大きい。

炭鉱展示館で釧路炭田について学習した後、海岸線を東へ。

釧路は、サンマの水揚げ量日本一でしたが、、地元の人から「サンマは、採れなくなってしまい、採れるサンマも今は細く小さいサンマになってしまった。食べるんだったらホッケ。」と聞いたので、ホッケが食べたく、途中、厚岸の「カクイチ馬場商店」でホッケ定食を食べました。味噌汁に花咲ガニが入っており、1150円でした。ネットで見た限り、ホッケ定食は通常1500円以上なので、1150円は、安いです。美味しかったです。

厚岸といえば、牡蛎です。「道の駅 厚岸グルメパーク」で蒸し牡蛎をいただきました。生牡蛎も良いけれど、蒸すと甘味が出て、これはまた美味しいです。ワインが飲めないのが残念!

牡蛎を堪能した後、霧多布岬へ。途中、キタキツネに眼つけられました。

霧多布岬が向こうに見えます。

霧多布岬に到着。ここは、映画やドラマの撮影地として有名な所だそうで、紹介では、新垣結衣さん、生田斗真さんが主演した映画「ハナミズキ」のロケ地とのことです。

岬を歩いて行くと、何人もの人が、望遠レンズ装着カメラや望遠鏡で海面を凝視していたので、一緒に見てみると、ラッコが海に浮かんでおりました。ここには、野生のラッコが生息しています。8頭くらいいますでしょうか? 小さなラッコもおり、家族のようです。

霧多布岬

きりたっぷ岬 キャンプ場です。宿泊しませんでしたけど、風光明媚で凄く良いロケーションです。機会があったら泊まりたいです。

霧多布岬から、次は、本土最東端の納沙布岬へ。

ここにも鹿が。

根室駅にも寄ってみました。

本日終了。「道の駅 スワン44ねむろ」で車中泊。

コメント

  1. みく より:

    ジャングルジムのエピソード超笑った ラッコかわいい(*’▽’*)

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